これまでは、団体信用生命について述べてきましたが、今回からは、団体信用生命以外で住宅ローン利用者向けに活用できそうな保険商品を探っていこうと思います。団体信用生命未加入の方で、万が一の時の遺族の負担が心配な方に、多少なりとも参考になればと思います。
団体信用生命保険は死亡・高度障害状態になった場合に保険会社が残りのローンを支払ってもらえる保険でした。
これを一般の生命保険に置き換えると、「逓減定期保険」がより近い商品になるでしょう。死亡・高度障害状態に保険金が支払われますが、この保険の特徴は、保障額が年々逓減してくことです。住宅ローンは返済をしていくにつれ、残債は減っていきますので、この理屈にあわせるとこの「逓減定期保険」を活用するのがベターでしょう。
活用方法は、保障額と保険期間をそれぞれ住宅ローンの借入額と返済期間に合わせて設計します。保険料の目安ですが、保険期間35年、保障額3,000万円で、30歳男性で月払4,000円程、40歳男性で月払8,000円程の保険料です。もちろん、保険料は保険会社や、商品性によって異なりますので、個別に設計書が必要な方は、お気軽にお問い合わせください。
また、類似商品で「収入保障保険」という商品も活用できます。これは、毎月分割で保険金を受け取ることを目的として作られた商品ですが、一括受取も可能です。
そのほか、癌や三大疾病になった場合に保険料が免除になる商品もございます。