最近の団体信用生命保険の中には、癌や三大疾病になったときに以後のローンが免除されるものがあります。今回はこれらの商品の加入時に気をつけておくべきポイントを見ていきます。
がん特約付の団体信用生命保険ですが、ローンが実行されてから90日間は免責期間です。がんの診断を受けても保険の適用がありませんので注意が必要です。また、上皮内がんや悪性黒色腫以外の皮膚がんは適用されませんのでご注意ください。
三大疾病保障付の団体信用生命も、がんの場合はがん特約付の注意点が適用されます。
脳卒中・急性心筋梗塞に関しては、保険会社所定の状態が60日以上続いた場合に適用されます。一般の生命保険も含めて三大疾病の保険には、必ずといっていいほど「所定の状態」という言葉が出てきますが、これは、急性心筋梗塞に関しては、医師の診断を受けてから60日以上労働の制限を受ける状態が続いた場合、脳卒中に関しては診断を受けてから60日以上言語障害等の他覚的後遺症が継続して続いた場合に適用されるという細かい条件がございます。
三大疾病の診断をうけたからといって、すぐにローンが免除になるというわけではないのでご注意ください。
これらの注意点は、団体信用生命保険の申込書の裏や、別紙で虫眼鏡が必要なぐらい小さい字で記載されてます。面倒だと思いますが、必ず読んで上で加入してください。