収益物件購入時の注意点 貸室内設備

引き続き収益物件購入に際しての注意点についてお話して参ります。 今回は「通常、当たり前に確認するはずなのに・・・」なんていうことについてお話いたします。 購入物件を検討しはじめて、取引に向かっていく中で「室内の設備」につ…

収益物件購入時の注意点 越境物

引き続き収益物件購入に際しての注意点についてお話して参ります。 前回の土地境界の話の続きで、今回は「越境物」についてのお話です。 前回お話した土地境界確認で、すでに境界確定している場合の越境物です。 建物の一部が確定した…

収益物件購入時の注意点 土地境界確認

引き続き収益物件購入に際しての細かな注意点についてお話して参ります。 「土地境界確認」について基本的なことからお話いたします。 購入する物件の土地と隣接地との境目がはっきりしているか? (所有者がお互いの境界を認めている…

収益物件購入時の注意点 保証会社

収益物件の購入に際してのイニシャルコスト・ランニングコストとお話して参りましたが、今回から意外と気づかない細かな注意点等をお話したいと思います。 今回は保証会社についてです。 最近は必ず保証会社(皆さんよく御存じとは思い…

収益物件購入時の諸費用 印紙税

今回は不動産取引の際の印紙税についてです。 印紙税は、不動産取引のみならず「印紙税額一覧表」に掲げる文書に対して課される税金です。 不動産取引は取引額も大きく、課税文書も多岐にわたります。 契約書である 不動産売買契約書…

収益物件購入時の諸費用 仲介手数料

今回は収益物件購入の際の諸費用として、仲介手数料についてお話いたします。 さて、通常の取引であれば仲介業者が物件紹介から種々の段取り、調整を行い皆様は物件を購入されます。その際に仲介業者にお支払になる手数料が仲介手数料で…

収益物件購入時の諸費用 登録免許税

収益物件を購入する際には、様々な費用がかかります。これら諸費用は、物件価格のおよそ7%〜10%程度と言われています(物件により異なります)。 では、そらら諸費用とはどんなものなのか、内訳から見ていきましょう。 購入時の必…

競売物件の資料 引渡命令とその手続

引渡命令とは競売による買受不動産の債務者・所有者等の占有者に対し、競売不動産を買受人に引き渡すべきことを命ずる裁判のことです。 この申立てができるのは、代金納付の日から6ヶ月以内に限られます。ただし、明渡し猶予を受ける占…

競売物件の資料 第3者の賃借権

今回は占有者、入居者、賃借人等第3者の賃借権種類についてお話いたします。 ①最先の賃借権  買受人はこの第3者に対し、引き続き物件を賃貸しなければならない。  期限付きの場合も第3者は賃借権を主張できる。 ②抵当権設定後…

競売物件の資料 明渡猶予制度

競売物件購入に際しての賃借権の説明です。 今回は明渡猶予制度についてお話いたします。 平成16年4月1日以降の新規の賃貸借契約について適用されるものです。 契約期間、競売開始前の更新・満了を問わず、競落後賃借人は競落人の…

競売物件の資料 短期賃貸借制度

前回の「短期賃貸借制度」についてお話いたします。 ここでは、すべて抵当権が設定されている建物の賃貸借についてです。 この制度が認められるのは、賃貸借契約の締結時期が平成16年3月31日までのものです。 まず、3年を超える…

競売物件の資料 物件明細書とは(2)

前回からのつづきです。 今回は「買受人が負担することとなる他人の権利」です。 負担することとなる他人とは、主に賃借人です。 買受人(競売により物件を購入する人)が注意すべきは、賃借人が賃貸借契約書を締結している 契約者な…

競売物件の資料 物件明細書とは(1)

これから競売物件の資料の見方について、順番にお話していこうと思います。 見方の次が実際の入札手続きです。少し時間がかかりますが、お付き合いください。 3点セットの「物件明細書」からです。 まず「事件番号」と呼ばれる平成2…

競売物件の資料とは

前回に引き続き、競売についてお話いたします。 裁判所で扱う競売物件はどんなものがあるのかというお話から。 基本的にはなんでも売ります。 建物が建てられない土地はもちろん、借地上の傾いた家、買受後も他人に長期間貸し続けなけ…

競売物件はどこで購入するのか

前回、不動産を競売で取得するというお話をしましたので、引き続き競売についてお話したいと思います。 競売物件を購入するといっても、実際にどこでどのように購入できるのかですが、各地方の地方裁判所が競売を実施します。大阪で言い…

競売物件の競落・購入について

収益物件購入についてのお話です。 通常、購入されるお客様は、不動産会社からの紹介物件をご検討されることと思います。 もちろん、金融機関からの融資をご利用になる場合は当然のことです。 しかし、現金で購入をお考えのお客様であ…

収益物件の賃貸保証3

前回からの続きです。優良保証会社とそうでない保証会社があります、というお話をいたしましたが、不況真っ只中の今、実際に家賃滞納者が急増しているという印象を受けます。 当然、家賃滞納が増えれば、代位弁済も増えます。 代位弁済…

収益物件の賃貸保証2

今回は前回お話した収益物件の賃貸保証の続きのお話です。 保証を引き受ける保証会社はどこも、ほぼ同じような保証内容を提供しています。 まず家賃保証。 これは滞納家賃の代位弁済です。弁済時期は様々ですが、家賃支払日の約1〜2…

収益物件の賃貸保証1

今回は収益物件の賃貸保証についてお話いたします。 マンション経営で一番困るのが、入るはずの家賃が入らないということではないでしょうか。 当然必要な経費の支払は待ってくれませんし、銀行返済も待ってはくれません。 そこで賃貸…

収益物件は「利回り」を最重要視?

収益物件は「利回り」を最重要視します。 もちろん正しい見方だと思います。でも、利回り計算の分子になる収入部分の予測についてはどうでしょうか。 いくらの賃料で貸せるのか。皆さんお調べになるでしょう。賃料だけでいいでしょうか…

収益物件選びのポイント:減価償却

減価償却という言葉を調べると、「定額法」「法定耐用年数」「建物減価償却」「設備減価償却」などなど難しい単語が出てきますが、減価償却とは、 「建物・設備の価値が年々目減りする分(価値が減る)を経費として認めてくれる」 と考…

収益物件選びのポイント:文化住宅

今回から収益物件を探すという項目で、既にマンション、ビルをご所有のオーナー様または、これからマンション、ビル等の購入をお考えの皆様向けのお話をお届けいたします。 収益物件と言いましても、文化住宅からマンション、アパート、…

媒介契約とは

不動産を売却する際に、不動産業者と売却を任せるための契約を行います。これを媒介契約と言います。 媒介契約には一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3種類あります。 この3種類の違いを簡単に表にまとめたものが下図で…

収益物件の売却価額について

昨今の収益物件の価格は、「年間賃料」÷「表面利回り」=査定価格として計算されおおよその価格が決定されます。そこに物件状況、築年数、立地などで補正を行い、相場に即した合理的な売却金額で値付けが行われています。 上記の計算か…

収益物件を売却する際にかかる費用

収益物件を売却する際にかかる費用についてご説明いたします。収益物件を売却するときには、購入の場合もそうですが、何かと費用がかかります。以下、その時にかかる費用のおもなものを記載しておりますので、ご確認ください。 印紙 契…

机上査定と訪問査定との違い

売却価額査定を行うにあたり、机上にて簡易査定を行い、実際に現地を訪れた後、売却価額の提案を行います。まず、机上査定は書類関係から前回お話しました収益還元法に基づき査定します。書類とは、登記簿謄本から土地の大きさ、建物の大…

不動産会社によって違う査定額その理由

収益物件売却を考える際、まず、所有物件がいくらで売却できるのかお考えになることでしょう。いわゆる査定です。査定には大まかに積算査定といわれる土地価額と建物価額を積算して求める方法と、収益還元法といわれる収益性から求める2…